中年からの語学学習法 目的・性格によっては、同じ学習法でも効果に差が出ます

勉強法別のメリデメ考察


  勉強法・教材に関する一考

一言で語学を勉強すると言っても、とてもたくさんの方法があります。

代表的なものだけで考えても、簡単に始められる「通信講座」、ちょっと敷居が
高い「英会話スクール」への通学、社会人だとかなりの覚悟がないと実現できない
語学留学」、といった方法が王道でしょう。

私も留学以外のいろいろな方法を試して、かなり身銭を切って投資してきました。。。。
それぞれ、色々なメリットデメリットがあって、生活スタイルや性格、目的によって
合う合わないが大きく異なります。

このページでは、ざっくりとそれぞれカテゴリーごとに特徴、コスト、適した人
(性格)、メリットデメリットについてまとめてみました。

ざっと目を通して、ご自身と目的に合った勉強方法を是非見つけてください。


1.英会話学校

<代表的なブランド>
 ベルリッツ、 エーオン、 ECCなど

<特徴・メリデメ>
  マンツーマンの授業だと逃げ場が無いから上達は早いです。
  プライベートレッスンは比較的時間の自由が利きますが、コストがかかります。

<適した人(性格)>
  とにかくすぐに上達したい人
 レベルによって講師が柔軟に対応できるので万人向け

<コスト>
 プライベートレッスンの場合、1回あたり3000〜7000円
 一定の効果が感じられるまでに最低20−30万円程度はみておいた
 方がいいでしょう。
 グループレッスンなら、最近は月謝制で月1万程度のスクールもあり、
 デフレしています。

<備考>
 広告をたくさん打っている学校の場合は、更に割高になります。





2.通信教育CD

<代表的なブランド>
 「ヒアリングマラソン」(アルク社)、スピードラーニング(エスプリライン社
 イングリッシュアドベンチャー リスニングパワー など


<特徴・メリデメ>
  好きなときに学習できますが、通常なかなか集中して出来ないため
 上達スピードは遅い傾向があります。
 集中して出来る環境の人であれば、効果的でしょう。


<適した人(性格)>
  意志が強い人、時間に余裕のある人

<コスト>
  半年分で3−5万円程度です。

<備考>
 自主性に左右されます。


3.書籍(CD付)

<代表的なブランド>
 本屋さんに行くといろいろ置いてあります。

<特徴・メリデメ>
  簡単に入手できるので、すぐに開始できます。

<適した人(性格)>
  意志が強い人、完全に自主性に左右されます。

<コスト>
  数冊買えばいいだけなので、最も安上がりです。

<備考>
 本とCDだけ買って低コストで済ませようと思っても、やはりなかなか
 上達できるものではありません。まれに、それでもどんどんしゃべれる
 ようになっていく天才もいるようですが、そんな人はこのサイトなど
 見ていない筈です。


4.英語放送(など)聴講

<代表的なブランド>
 FEN、BBC,CNNなど

<特徴・メリデメ>
 その気になれば、今からでも無料で始められます。
 サポート教材がないと全くわからないこともあります。
 少しでも聴き取れないと、時間の無駄になります。

<適した人(性格)>
 意志が強い人、かつある程度聴き取れるくらいのレベルが必要です。

<コスト>
  聴くだけならタダです

<備考>
 他の方法の補足的な利用が賢いでしょう。


5.有料英会話カフェ

<代表的なブランド>
 全国各地に点在、特に有名ブランドはありません。

<特徴・メリデメ>
 友達を作る感覚で参加できます。
 好きな時間に予約なしで行けるところが
 多いので、時間が不定期な人でもOKです。

<適した人(性格)>
  誰とでも仲良くなれる社交的な人には最適です。

<コスト>
 1時間500円〜1000円+飲み物代くらいが相場です。

<備考>
 気軽に始めるには適していますが、最初からある程度の会話力があった
 方が楽しいです。また、文法などの上達には役に立ちません。
 とにかく話す機会を持ちたい方向けです。



6.スカイプ英会話とセットのオンライン通信教育

<代表的なブランド>
 ロゼッタストーン。



<特徴・メリデメ>
 通信教育CDに実際の会話サポートが付きます。
 自宅にいながら、会話スクールに行ったのと同じ効果が得られます。
 PCで自分の発音の音声解析をして、発音を矯正する機能があるものもあり、
 テクノロジー的には最先端です。

<適した人(性格)>
  時間が不定期でスクールなど定期的な通学ができない人には良いでしょう。

<コスト>
 パッケージの購入費にサポートの料金も含まれています。
 半年で3万〜10万円程度
 ちゃんと使い倒せば、コストパフォーマンスは良いです。

<備考>
 最近のトレンドになっている教材。
 しかしながら、初心者にとって、いきなりスカイプでの会話にはハードルが高いと思います。

7.スカイプを使ったオンライン英会話

<代表的なブランド>
 「アルクとNTT」 レアジョブ」 「イングリッシュチャンネル」など
 大手よりも中小が多い

<特徴・メリデメ>
 ・スカイプなどを使ってマンツーマンもしくは少人数での英会話
 練習を実施する形態です。
 ・月額料金をいくつかのパターンにしているスクールが多いです。
 ・マンツーマンは25分を1クールとしているのが標準、少人数では
 1時間が多いです。
 ・格安の業者は、英語圏であるフィリピンで講師を確保しており、
 クオリティにはばらつきがあるという声もあります。
 ・とにかく安さを前面に出しているケースが多いです。1レッスン(25分)100円、
 1時間当たりに直しても200円台という激安のコストで会話の
 練習ができる業者もあります。 
 ・多くの業者で、対応可能な時間帯が早朝から深夜までに
 なっています。

<適した人(性格)>
 ・時間が不定期な人
 ・とにかく、日本にいながら低コストでたくさん会話の練習が
 したい人

<コスト>
 ・全体的に低めの設定です。
 ・フィリピンを使うパターンでは、1レッスン200円以内が多いです。 
 ・大手である「アルクとNTT」(少人数制、講師は日本国内)も、
 月額7980円で毎日1レッスンに参加が可能です。

<備考>
 ・練習には最適であり、他の方法と組み合わせることで、
 安いコストで高い効果が期待できます。



8.留学(長期旅行を含む)・ワーキングホリデーなど

 ・いわゆる語学留学で、斡旋業者はたくさんいます。
 2週間程度の短いものから1年を超える本格的なコースまで千差万別。
 なんといっても現地に行って日本語断ちをするのが最も効果があります。

 ・社会人、特に家族持ちの人にはハードルは高いです。働いている人には、会社を
 どれだけ休めるか、どこまでお金が出せるか、で大きく効果が変わります。

 ・語学学校の休み時間などに日本人同士でつるまないように気をつけないと
 「ただの旅行」になってしまいます。(日本人はありがち)

 ・留学に関する詳細資料請求はこちらまで(最近増えているフィリピンへの留学案内です) 

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と、代表的な勉強法でもこれだけの種類があります。

また、同じカテゴリーの中でもそれぞれブランドによって大きく異なりますので、
資料を取り寄せたり、体験レッスンを受けてみてじっくり選ぶべきでしょう。
最近は体験レッスンを用意しているところがほとんどです。

また、料金も「安ければいい」と言うことではなく、コストだけ見て決めると
安物買いの銭失い」になる可能性もありますので、自分の目的に合ったものを
慎重に選んでくださいね。

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