国内にいながら実際に管理人が実行した語学(英語)学習法、スクール、教材

私の英語修得奮闘記 その2


ベルリッツのプライベートレッスン

その後、海外研修の選考に通った先輩のアドバイスで、ベルリッツ
プライベートレッスンに行くことにしました。

ベルリッツは、当時レッスン料金が高いことで有名でしたが、確かに
講師のレベルは高かったと思います。
今もあまり変わっていないと思いますが、基本的には4年制の大学を
出る、など一定の基準をクリアした人の中で採用試験に合格した人が
ベルリッツの講師として派遣されますので、ちゃんと教養のある人たち
でした。

使用するテキストは、レベル別に数種類が用意されており初回の体験
レッスンで応対した教師がレベルを見てあてがってくれます。

授業はテキストにそって進み、Chapterごとのテーマについて表現、
解説や意見を求められ、その際に教師が文法の間違いを正したり、
「そんな言い方はしない、英語ではこういう表現をする」といった言い回し
を教えてくれたりします。

授業中に言われたことをその場で覚えるのはなかなか難しく、終了して
帰宅途中で忘れてしまうことも多かった(というかほとんど)ので、頼んで
授業の会話をテープに録音させてもらうようにしました。

この授業テープを繰り返し聴くようにしたら、それなりにわかるようになり
ました。(約20年前の当時は録音が大丈夫でしたが、現在は変わって
いるかもしれません。ご確認ください)

なにせ、当時ベルリッツは「高額な英会話スクール」として有名で、1回
(1時間弱)あたり確か6000円くらいかかっていましたので(記憶ベース)
、何か得て帰らないと非常にもったいなかったんです。

そうやって大金を投入し、徐々に会話ができるようになると。TOEICの
スコアも上がりました。そして、漸く5年目に会社の海外留学制度の選考
に通ることができました。

私が派遣させてもらったのは、MBA取得コースのような本格的なもの
ではなく、業界団体で行っている現地校での教育カリキュラムが2ヶ月弱、
その後米国内を周遊し、後半は自分で組んだプログラムによって米国圏内
に留まって研修するという約3ヶ月強のコースでした。

現地に行ってみたら全然通じなかった・・

ところが、実際に渡航して現地校の授業に出てみると、全然英語がわか
らない・・・・。愕然としました。

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「ヒアリングマラソン」では著名人のスピーチなども聞きこんでいたし、
ベルリッツでもかなり早口の先生ともある程度会話が続くようになっていた
にも拘らず、講師の言っていることの半分も理解できず、しばらくはとても
辛い日々でした。

英会話スクールの先生と会話ができたとしても、彼らは日本人の英語に
慣れていて、めちゃくちゃなことを話しても意味を類推してくれるから、こち
らは「通じた気」になっていただけであり、本当の意味でのコミュニケーション
力は、現地の日常に入って「ちゃんと伝えないと通じない」状態にならない
と体では覚えられない、と言うことです。

現地に滞在して苦しみながら耐えていたら、3週間目くらいから少しずつ
英語が意味のある言葉として聞こえるようになりました。
頭の中にその回路ができたのだと思います。
その後はだいぶ楽になりました。

後半ニューヨークに滞在していた時、家内が1週間ほど遊びに来たの
ですが、なんと私が寝ている間「英語で寝言を言っていた」と言うのです。
驚くと同時にとても嬉しかったことを覚えています。

このような状態まで来ると、あとは文法をちゃんと修正しつつ、単語量を
増やしていけば、生活だけでなくビジネスでも何とかやっていけるように
なります。



それでは本HPで、私管理人の経験に基づく動機(モチベーション)別
勉強法別のアプローチについて見ていきましょう。